当社では、2018年7月の西日本豪雨で被災した「福山衝上断層 奈良津露頭(ふくやましょうじょうだんそう ならづろとう)」の、応急復旧ための測量調査設計を福山市から依頼され対応しております。
福山衝上断層は、福山市木之庄町から奈良津町・蔵王町城山を経て岡山県井原市にまで至る全長14キロ続く逆断層で、(逆断層とは、古生層や花崗岩類などの基盤の岩体が、その上に堆積した新第三紀層の砂礫層などの新しい地層の上へのり上げたものです。)その一部が地表に露出した奈良津地域では、その状況がよく観察できます。
広島県の天然記念物にも指定されています。
2018年7月の西日本豪雨により堆積した土砂を撤去し、崩落斜面を復旧するための設計をしました。貴重な資料を守っていくための大切な仕事です。